もし、何も聞かずに写真だけを見たら、これが築20 年を越える建物だとは誰も思わないだろう。
生活リズムが違うため、もう1つ玄関を設けたい。LDK はできる限り開放的に。
何より、どこで子どもの写真を撮ってもインスタ映えするような空間にしたい。
最初の会社では「できない」「やめたほうがいい」といわれたそんな要望が、イエタテの施工例に惹かれて相談した
『ホームプラザ大東』によって見事に叶えられている。
LDK を満たす明るさと洗練が印象的だが、特筆すべきは、そこに“暮らしのスタイル”まで溶け込むこと。
宿題カウンターとご主人の趣味スペースは、ほどよくつながりが感じられる位置に。
子ども部屋は将来的に分割もOK。1階にはアウトドアグッズ用の収納庫が用意された。
当初は土地を購入しての新築も想定していたが、「子どもたちを見てもらえますし、予算的にも大正解でした」と奥さま。
もうじき家族が増えるが、うれしさとゆとりは末永く続いていくことになりそうだ。

インスタ映えも新築以上のコスパ、2世帯住宅洗練リノベ
左手のバルコニーだった部分を増築。
強度的に必要となる壁や柱は残しながら、和室の一部や階段スペースなども取り込み、10畳ほどだった洋室が 21畳もの LDK に生まれ変わった。
大きな窓からはたっぷりの光と開放感が招かれる。

内装は同社の施工例を参考に。
白、グレー、黒でまとめつつ、フレンチシックな腰壁や奥さまセレクトの照明などのインテリアによって
どこを切り取っても絵になる空間に仕上がった。
奥には宿題用のカウンターが備えられている。

念願だったタイル仕立てのキッチンにも弊社ならではの工夫が溶け込む。
キッチンは外せない柱のあいだにおさまるサイズに。
既製品の食器棚だと作業スペースが窮屈になるため、奥行きが短いものを造作してもらった。背中側にはパントリーも用意。

建物の西側に新たに設けられた子世帯の玄関。
周囲は塗り壁とし、住まい手のセンスを伝えるナチュラル感ある仕上がりに。
アウトドアグッズ用の収納庫部分は増築。上部は物干しスペースで、玄関の出入りも雨に濡れずに済む。

【左】1階の納戸だった部分が玄関ホールに。
ヘリンボーン調の床とアイアン階段が帰宅を明るい気分にしてくれる。右手には雨具やコートまで収納し、通り抜けも可能なシューズクローク。
奥の扉の先は親世帯が暮らす1 階に続き、ほどよい関係が保たれる。
【右】階段を上がった先のホールは、かつて和室だったとは思えないスタイリッシュな空間に。
吹き抜けに設けられた室内窓がキッチンへと明るさと玄関の気配を運ぶ。
雨の日や一時的な物干し用にインテリア性に優れる室内ランドリーバーを設置。

かつて収納だった場所に浴室と洗面脱衣室が新設された。
トイレも一新。単に設備を新しくしただけでなく、奥さまの要望と全体の雰囲気にマッチするようにコーディネートされている。

LDK の奥まった場所にご主人のスペースが用意された。
多彩な趣味をもつご主人が現在熱中しているのは動画編集。
お気に入りのキャンプ場の様子などを撮影・編集し、YouTube にアップしているそう。
カメラの防湿庫などを置く棚も造作してもらった。